好きから広がるnew world

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キャラクターの事を考えたり、観劇の感想をまとめたり。

スポンジボブミュージカルを好きになったものの一人で騒ぐのは寂しいのでブログを始めることにしました。

スポンジボブミュージカルはいいぞ

キャラクターショーの新境地、ビバラバを観た

サンリオと劇団ノーミーツがすごいものを作ってしまった。

昨日、サンリオキャラによるオリジナル生配信ショー、「ビバラバレンタイン」が開幕となりました。

www.puroland.jp

こうやって書くと「最近ショーの配信とか多いもんね」と軽く見えてしまうのですが、違うんだわ!

革新的でよくできていて面白かったので、ひさしぶりにブログを書こうと決めました。いやもう終演後ツイッターで大騒ぎしもくりに駆け込んでフォロワーに如何にやばいか語り尽くすほどには興奮が収まらず…。ちなみに、当方ダニエル推しではありますが、今回伝えたいのは「キャラがかわいい!」というポイントではありません。

 

何がすごいって、閉園後の「ピューロランド」を舞台にして、「サンリオキャラ」と劇団ノーミーツの「舞台役者」が合同で出演して、それをリアルタイムで演じて「生配信」を行い、カメラワークは「50分ひとつのカメラで長回しですよ?!収録じゃない!!

 パーク系キャラクターショーの類が大好きなので、ピューロランドに限らず結構手広く観てるほうかな、と思っていたのですが、こういった取り組みは初めて遭遇しました。

 

で、まあ肝心の内容なんですが、良かった〜〜〜とても良かった。

 びっくりしたのは、サンリオキャラが「自分たちはキャラクターである」ということに自覚的であり、その上でキャラクターが皆から求められる「その子らしさ」にほんの少し対抗するというか、たまにはみんなのイメージと違う自分も見せたい!という気持ちを持っていたこと。そして、それがメインテーマに上手く絡むようストーリーにきれいに組み込まれていたんですよね。

サンリオキャラも私達と同じように生きていて、エンターテイナーとして楽しんだり悩んだりしているんですね。本編でもそれに近い事が言及されています。

特に劇中ショーの役者兼演出を担当していたダニエルの素の姿が、ピカイチによかったと思います。くよくよしたり、他の子達に励まされたり、ピューロランドの社員(のキャラが出てくるんです)と、職場の仲間として接していたり…。 本当に愛らしい。

 ディズニーと比較してしまうのですが、ミッキーは「俳優」であって自分が誰かによって生み出された「キャラクター」として生きている、とはパークで見せないじゃないですか。 (あくまでパークでですよ!)

他のキャラクターではあえてやらないだろうな、という所を突いてくるサンリオ、本当に面白いしキャラの見せ方に攻めの姿勢を感じて大好きです。

 

そして、サンリオの物語はメッセージ性に統一があるというか、いつも本当に優しいんですよね。疲れた人や頑張っている人の横に寄り添うようなイメージがあります。今回のショーも非常にサンリオらしい内容になっていました。あらゆる偏見に立ち向かうストーリーなのですが、立ち向かい方もとても優しくオリジナリティあるものになっています。ピューロランドのパレードを見て感動するタイプの人、ぶっ刺さると思う。

 

残り4日あるので、ネタバレにならないよう気をつけた結果、かなりフワっとした内容になってしまいました…。全然語り尽くせていないというか、感動の1割も伝えられてるか自信がないのですが、とにかく観てよかったと思っています。おすすめです〜〜!!