好きから広がるnew world

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キャラクターの事を考えたり、観劇の感想をまとめたり。

スポンジボブミュージカルを好きになったものの一人で騒ぐのは寂しいのでブログを始めることにしました。

スポンジボブミュージカルはいいぞ

ディズニー作品は完結しても”終わらない”という話

お久しぶりです~。

今週は試作品ウィークですね。

※試作品ウィークとは…スティッチの試作品番号626号にちなんで、6月26日前後の試作品番号のキャラをお祝いする文化があり、一部でそのように呼ばれています。実際6月26日はスティッチの日として日本で正式に認定されています。

私は625号ことルーベンというキャラクターが長らく好きで、毎年6月25日にはお祝いのイラストを投稿しています。今年の試作品ウィークは投稿も多く、盛り上がっている印象を受けました。

毎年お祝いしてると年度ごとでばらつきがあるんですけど、今年はディズニーツムツムで「リロ&スティッチザシリーズ」のキャラクターが実装されたのが盛り上がりに貢献してくれたように思います。

で、ここからが本題なんですけど、ディズニーはあらゆる媒体を使ってコンテンツを数十年単位で生かし続けていると今更ながらひしひしと感じており、それを整理したいというのが本記事の趣旨です。

※私はリロ&スティッチの映画~TVシリーズをトータルで推してるオタクなんですけど、このジャンル、色々あったなという思い出トークも含まれます。そのうえ、ルーベンを見守ってきた中での考えなので、すべての作品・キャラに当てはまるものでない、というのも前置きとさせて下さい。

■原作

リロ&スティッチの原作シリーズは2006年に「完結」しています。一般的には、ストーリーの完結=コンテンツの終了となる場合が往々にしてあるかと思います。(最近は周年に合わせて復活、などは多いかもですが。)

でも、ディズニーで生を受けた作品は、ディズニー帝国が崩壊しない限り(頻度、方法はなんであれ)いつまでも生き続けることができる。

特にスティッチは公式のごり押し開始がシリーズ終盤時期だったのもあり、日本ではシリーズ完結後のほうが動きがあるんじゃないかとすら思えます。

次からはその媒体について個別に見ていきましょう。

■テーマパーク

パークは物語が終わってしまったキャラクター達にその続きを与えてくれる貴重な媒体です。

ディズニーキャラが原作の映画やアニメ以外で「生きている」ことを1番感じさせてくれるのはパークではないでしょうか。パークには常にキャラクターがいて、そして同じ次元に生きている。もはやキャラクターのすべての行動を追いかけることは不可能なあたりも、現実に存在している感が強まりますよね。

で、パークに存在するにはそのための体が必要な訳ですが、リロステのキャラクターたちはありがたいことにかなり多くの子たちがその体を手に入れています。

理由は「リロ&スティッチのフリフリ大騒動(2006,2007)」というイベントが東京ディズニーランドで開催されたからですね。近年はあまりない、シーズンに囚われずに「作品単位」で作れられたイベント・パレードでした。このパレードを成立させるため、映画だけでなく、TVシリーズのキャラクターまでもが出演者として採用されました。

ルーベンは2012年を最後に日本には姿を現していませんが、その数年後パリの1日限定ショーにサプライズ出演を果たし、更にリロステメンバーのメインパートも与えられました。

パークでは本編では共演していないキャラ同士を会話させることもあり、世界観をぐっと広げてくれます。特にパリのショーでは、英語版ルーベンが10年以上ぶりに新しいセリフを喋り、本編で絡みのないキャラと遊んでいる姿を見る事が出来ました。

パークのセリフは原作と矛盾する内容の時もあります。その分、セリフ内容が原作と連動している時は、パークの中で原作の世界は続いているんだと一層感じさせてくれました。

パークにいるための体がなくても、アトラクションによって世界が続く場合もありますよね。東京ディズニーシーにあるシーライダーはまさにその好例だと思います。シーライダーに初めて乗ったとき、ファインディングドリーのラストの先に幸せな世界が続いていたことが知れて、思わず涙が出ました。

スティッチも日本にふたつのアトラクションがあり、そこでは会話すら可能になりました。

さらに、アトラクションオープンに伴うグッズ展開などもキャラを生かしてくれます。

■グッズ

「スティッチエンカウンター」は2015年オープンのアトラクションですが、オープン記念のグッズには、アトラクションには登場しないTVシリーズメンバーが起用されました。2012年のイースターワンダーランド以降リロ、スティッチ、エンジェル以外のリロステキャラはみな姿を消し、フリフリ大騒動から続いたスティッチブームもすでに収束していたため、正直あまりにも予想外な動きでした。私のツイッターのタイムラインは完全にお祭り状態となり、大盛り上がりの夏となりました。

 

戻りますが、ディズニーはこの「グッズ」の動きが尋常じゃない。作品を限定しなければ、毎年数えきれないほどのグッズがパーク、ディズニーストア、雑貨店や量販店に登場します。

でも、どんな作品にも「旬」があります。リロ&スティッチはその旬があまりにも凄すぎました。ピーク時はスティッチの仲間(イトコ)のぬいぐるみがゲームセンターに登場したり、100均でも関連商品が発売されるレベルでした。

今となっては、ルーベンなら年に1つ新商品があるだけでお祭りレベルです。新商品がいつまた出るかはわからないけれど、でなくなるとも言い切れない状態がずーーーっと続く。さらに運が良ければ新しい絵が描き起こされる場合もある。この希望がある事で、旬がとっくに過ぎた今でもギリギリ生かされているなと実感します。

私はどんな形であれ、コンテンツにやキャラに動きがあること=それらが「生き続けている」ことだと思っているので、グッズ展開の可能性が常に存在しているのがディズニー作品の強みであると感じています。

 

■派生作品(アニメ・漫画等)

これは人によって特に良い、悪いが分かれるところですが、ディズニー作品には時に派生作品が登場します。スティッチの場合、日本と中国を舞台にしたアニメが存在しています。申し訳ないのですが、私個人の気持ちとしてはこれらを悪い点と捉えています。原作ファンなので、原作の設定を踏みにじった派生作品にあまり良い感情を持たないのはしょうがないかなと。ただ、これらがスティッチとの新たな接点になっていることもあるかと思います。沖縄版がきっかけでスティッチを好きになった人がいるなら、それ自体は良いことですし!そのほか、沖縄版は日本で作られたシリーズですが、声優は原作のメンバーをそのまま起用しているなど、すべてを否定しているわけでもありません。この規模でコンテンツを新たに動かせるのはディズニー帝国で生まれた作品ならではだと思っています。

 ■ゲーム

古くはファミコンソフト、大手ゲームではキングダムハーツなどいろいろありますが、最近ではアプリゲームも沢山存在していますね。冒頭で少し書きましたが、今年は「ディズニーツムツム」がTVシリーズの内容をかなり意識した形で新キャラツムを実装したり、イベントを開いてくれました。ここ数年のなかで最も原作シリーズをリスペクトした動きだったように感じます。ルーベンやエンジェルなどキャラ単体でなく、シリーズ全体を巻き込んだ内容は大変貴重で、ファンとして感謝しかありませんでした。ガントゥツムを出すのは課金的に大変だったけど…それも思い出にします。

■総括

リロステシリーズのオタクを続けていて、嬉しいことも嫌なことも色々あります。

それでもずっと好きでいられるのは、原作のアニメシリーズが最高であることは揺るがないからです。今、一喜一憂しているのは、原作が終わったその先の出来事です。

そして、その一方現役オタクとして十数年楽しめているのは、原作が終わった後にも、なにかしら動きがあるからです。最近はスティッチ×戦国時代という意味の分からない作品が連載を開始してかなり辟易しているところですが、上記のようにディズニーツムツムのような原作ファンを喜ばせてくれる動きも同時にありました。

きっとこれからも泣いたり笑ったりしながら、ファン活動を続けていくのだろうと思います。

もう何を言いたいのかよくわからなくなってきましたが、無理やり〆たいと思います!

試作品達、おめでとう!!そしてこれからもファン活動、楽しませてもらいます!

ではでは~~!