好きから広がるnew world

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キャラクターの事を考えたり、観劇の感想をまとめたり。

スポンジボブミュージカルを好きになったものの一人で騒ぐのは寂しいのでブログを始めることにしました。

スポンジボブミュージカルはいいぞ

Dear Evan Hansen の日本語公演を観た

お久しぶりです。長らくブログを更新しておらずすみません!が、それはさておき凄い事が起きました!

タイトル通り、”日本語”で「親愛なる僕へ ~Dear Evan Hansen~」が上演されました!!!

これがまーー良かった!!興奮冷めぬうちに記事にせねば…と!という事で久しく放置していた当ブログを再稼働します。

※ネタバレしかないのでご注意下さい。

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まず、今回の公演はproject Rという団体によって行われております。(なお、こちらの団体は本公演を持って解散だそう…。)場所は都内東久留米駅が最寄りの成美文化会館。2019年8月

11日(日)、12日(月)の2日間限定公演で、Wキャストでした。私が見たのは11日のチームギプス。

チケットはカンパ制のため、観劇後に自分で金額を決めてお渡しします。なお、東日本大震災の復興チャリティー公演のため、寄付にあてがわれるとの事です。

ちなみにパンフレットとアンケートが全員に配布されました。

では、舞台の様子や感想の話に移ります。

 

・舞台セット

Bway版をかなり忠実に再現していました。ポツンと置かれたベッドとSNSを移したスクリーンが多数配置されている様子にまず感動。あとセットのシンプルさは公演を広めるためには大切だな…と感じました。(SBミュとかセット凝りすぎててアマチュアには厳しすぎる…。)

 

・オーケストラ

なんと生演奏!!!! 観客席と同じ床にいた。4,5人くらい?生演奏じゃないとタイミングとか難しい作品だとは思ってはいましたが凄いな…。

 

・セリフと歌詞

セリフだけでなく、歌詞までちゃんと日本語でした!!!!!当たり前と思うかもしれませんが、日本国内初のDEH公演も英語上演だったので、全てが日本語に訳されているのはとても画期的というか、大きな一歩…!!!しかも歌詞はかなり英語詞を意識というか、忠実に訳そうという気合が感じられた。そのお陰か違和感なくスムーズに聴くことができました。日本語で聴けたからこそ新たに響いた歌もありました。(So BigとかGood for youですね〜)

 

・キャラクター

特に印象的だったキャラ3人をピックアップ。

 

・ジャレッド(藤田健人) ※以下敬称略

ジャレッド〜〜〜!!!!ジャレッドだ〜〜!!

という事で今回の公演で1番Bwayと違和感ない&解釈が一致したのはジャレッドでした。彼は間違いなくジャレッドだった。ビジュアルから始まり、喋り方とか立ち方とかsincerely,meの茶々の入れ方とか…。宣材写真を拝見した時には見た目がウィルロとかけ離れていたので心配だった分、初登場シーンでご本人(写真)とのギャップに驚きました。その後Twitterで素?の時のお写真を拝見しましたがやはりジャレッド感はない(当たり前)。でも舞台に立ったら文句なしのジャレッド…これが役者の力なんだな…。初見の瞬間に本公演の推しになったので、出演シーンの度に喜んでました笑 特に気に入っているのはsincerely,meの3人で踊り出すシーン。この時のジャレッドの入り切れていない感じがBwayそのままで感動しました。

全然関係ないけど藤田さんはBe More Chillのマイケルも超ハマると思います。ぜひ「Michel in the bathroom」歌ってほしい~~~!

 

 ・エヴァン(榎太誠)

超大変な役ですが圧倒的歌唱力でこなしていた…。ご本人の容姿が太陽属性ぽかった+お人柄が見た目ににじんでいたのか、実は初登場の瞬間は「めちゃ陽キャじゃん」と思ったんですけど、ショーが始まるとどんどん引き込まれていきエヴァンとして観る事が出来ました。裏声になるところがBenPと同じだった。SUGOI!服の裾を触る癖とか、どことなく猫背な立ち方とかエヴァンらしかった。

そういえばファンの方からのプレゼントがロビーにあったのですが、林檎がたくさん入った木箱があって感動しました…もはやセットのようだった。

 

 ・アラナ(菅原亜希)

個人的にアラナはBway版だと割と影が薄い印象があったのですが、今回拝見した菅原さんはほどよくアニメチックというか、キャラ付をしていて、アラナの個性が強まっていました。結構明るくてコメディ要素があった分、エヴァンと仲違いして自分の孤独を吐き出すシリアスシーンが輝いていた…。友人はまっさきにアラナが良かったと言っていました。

 ちなみに、Bway版と特に変わっていたのは、親サイドかな。エヴァンの母ハイディは割とスマートでこぎれいな印象。コナーの母シンシアは日本の裕福な家庭の主婦という感じ。コナーの父ラリーは細くて長身だったため、Bwayとは完全に違う印象を持ちました。その違いも含め面白かったですし、ラリーに関しては美声+結構低音というギャップに「おっ?!」となりました。

 

・その他

演出面としてはアンサンブルが皆スマホを持ちながらSNS上のコメントを叫ぶシーンが面白かった。Bwayより役者の数が多いw他にはアンサンブルが客席の通路にきて歌うシーンもありました。あと、「You will be found」はなんとシングアロング推奨!

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パンフに歌詞が掲載されておりショー中の合言葉以降は一緒に歌ってほしいとの事でした。ただ、客席側は暗いままなので歌詞を観ながらというのは難しかったかも。私は泣いていたのでふつうに諦めました。

 

いや~~~ホント楽しかったな。

主催の方の情熱によって実現したショーとの事ですので、感謝しかないです。

関係者の皆様~~本当にありがとうございました!!!

 

いつかDEHはホリプロあたりでやりそうですが、私のDEH観劇の思い出としていつまでも心に残るのはこちらの演目だろうな~…。

 

*突然のSBミュ〜なぜ私はSBミュが好きなのか〜DEHを観て〜*

ちょ~~個人的な話ですが、ボーイミーツガールなヘテロ恋愛の物語があまり得意ではないためか、DEHもその要素を(特に2幕で)感じました。それに対して、SBミュは既に関係性が確立されたふたりの男子の友愛が主軸なんですよね。ヒロイン的ポジションのサンディも終始スポンジボブと良き友人として関係を確立しているため、見ていてヘテロキャラの恋愛描写にもやっとする必要がないという事に気づきました。カレンとプランクトンのヘテロカップルもおりますが、2人は夫婦ですし、初めから当たり前にいる存在として描かれているため、上記のようには感じていないです。

 

脱線しましたが、Dear Evan Hansen、オリキャスのBenPlattで映画化も決定していますし、日本でもっと広まるといいですね。ていうかこれからのDEHの動きを楽しみにしてます!

では~~