スポンジボブミュージカルの歌が良すぎる。
すごく唐突なんですけど、この冬ブロードウェイで「スポンジボブ」のミュージカルが始まります。
そして既にitunes storeやAmazonミュージックでサントラが発売されております。
で、初めて聞いたときの衝撃を残すために今回記事にしました。あと日本で話題になってなさすぎるのも気になった。
現時点ではシカゴで一か月トライアル上演されただけですし、勿論私も見ていないので総評はできませんが、サントラはここ2週間ず~~っと聴いてるレベルでハマってます。以下は感想ですが割と長いです。そのくらい良いってことです。ちなみにストーリー展開について若干ネタバレがあるので全く真っ新な状態で観たい人はここで折り返して下さい。(いるのだろうか…)
俳優の歌声がイメージ通り
初めに聴いて凄いと思ったのが、声がキャラクターのイメージ通りという事。私は基本吹き替え版を見ているのですがそんな私でも声だけでどのキャラクターが歌っているのかほとんど分かりました。特にすごいのはやっぱりスポンジボブ。あのちょっと鼻声の独特な声が表現されてます。トム・ケニー(原語版のボブの声優)より少しマイルドですがそこがまた良い。そしてボブの声のまま抜群の歌唱力で歌ってくれるので曲を聴いてて本当に気持ちが良いです。もともとアニメで歌われていた「Best Day Ever」は聴き比べるのも楽しいですよ。私はアレンジや歌声コミコミでミュージカル版の方が好みです。どっちもいいけどね!
メロディと歌詞に心が躍る
私は音楽に関して知識もなく楽器も壊滅的に下手なレベルなので、かなり感情に頼った感想になりますが…。聴いてて、とんでもない昂揚感が押し寄せてくる…!それがミュージカルだろ!と言われたらそれまでなのですが。このミュージカルにおけるメインテーマ「Bikini Bottom Day」は特にお気に入りで、まさに心が躍る一曲です。この曲はボブが朝起きた所から始まる、いろんなキャラクターの登場シーン&説明を兼ね備えた記念すべきオープニングナンバーです。ボブの前向きさが歌のメロディーに強く反映されているのが伝わってきます。サンディはテキサス生まれなので、彼女の登場シーンの曲はカントリーミュージックになってるのも嬉しい。皆が1曲のなかで転調なんかがありながらそれぞれ歌に合わせて出てくるってのがもうわくわくするしかないじゃーん!(※観劇してない)出だしがウクレレなのもね…わかってる…。この曲他のメンバーは町の日常に対して”typical”と歌っているのですが、ボブは”beautiful”なんですよ。彼がカニカーニの店だけでなく、街そのものを愛している事を聴いてる者に訴えかけてくる力強い一曲です。
もう一曲特に好きなのが、(Just a) Simple Sponge。ビキニタウンが危機に陥ったときに決意を固めるナンバー。まず、ボブが「自問自答しながら苦悩している」という状況を歌にしたっていうのが熱い。この作品が普段アニメで描いているノリとのギャップが嬉しいというか。こういう風に全力で心情をぶつけてくるのはミュージカルならではの強みですよね。この曲もサビへの盛り上がりが凄まじいです。歌詞については触れたいところがありすぎます。まず、自分のようなただのスポンジに町を救うことができるのかと悩むところから始まり、「いいや、僕はこんなことができる!」(鼻をクラリネットみたいに吹けるとか)と自分を鼓舞していきます。でも、後半でカーニさんがそれをまた否定してくる。一瞬戸惑いながらも僕らのチーム(ボブ、パトリック、サンディ)なら街を救うことができる!って歌い上げる。こんなにかっこよかったっけスポンジボブって…?!!と思わずにはいられなかった。
なんと公式がフルでアップしてくれているので気になる人は聴いてみて下さい↓
他にもパトリックとボブが歌う曲のタイトルが「BFF」(ベストフレンドフォーエバー)「(I Guess I) miss you」だったりと仲良さ見せつけっぷりがね。一部の界隈には朗報ですね…(??)
じつは本国では楽曲提供がとにかく豪華なことで話題になったのですが、それについてはまた別記事で触れます!
うわ~~~長い!!今回は感想でしたが、観劇するまではこのブログでスポンジボブミュージカルの情報について書いていこうと思ってますのでどうぞ宜しく!